オーガズムとは?女性が感じる仕組みとイクための練習方法

こんにちは。
ラブグッズ研究家のaikaです。

本日はオーガズムについて解説していきます。

オーガズムとは性的な緊張からの解放を指し「性的絶頂」「エクスタシー」とも言われています。一般的にはオーガズムを感じると、骨盤周辺の筋肉がリズムカルな痙攣と共に快感が起きた後、体の緊張が緩和された状態になります。

そのオーガズム「イク感覚」がいまいちわからないという女性は少なくありません。

オーガズムってどんな感じ?イケない私はおかしい?
そんな疑問や不安も取り除きましょう。

オーガズムを感じる方法と場所

オーガズムを経験するには性的な刺激を複数回重ねていくことが必要です。しかし、同じ人間であっても体調や状況によって感じ方が異なり、同じ方法で常にうまくいくとは限りません。加えて、感情と同じようにオーガズムの感じ方もその時々で異なります。

外イキ・中イキのように分けられるオーガズムを感じる場所は、なにも女性器を刺激することで得られるだけではなく女性器以外でもイクことはできます。たとえば、肛門の刺激・乳首・わきの下などでイクことができる方もいます。

オーガズムに達した時の体の反応

オーガズムに達すると、男性も女性も0.8秒間隔で性器の収縮が起こります。

男性はペニスが収縮し、精液が外尿道口から排出される「射精」が起こります。

女性は膣の下部1/3と子宮が収縮します。この動きは挿入されたペニスの根本をしごき、射精された精液を余すことなく吸い取る動きだといわれています。人によっては下腹部に痛みを感じることもあるといわれています(オーガズム痛)。

オーガズムに達したときの反応は他にもあります。
全身の痙攣・白目をむく・発汗・全身皮膚の紅潮・涙を流すなどです。

オーガズムの感覚は?

イク感覚は人それぞれです。

「電流が走った」「頭が真っ白になった」「お漏らしをしたような感覚」など様々な感覚です。

オーガズムが起こる仕組み

性反応には4つの段階「興奮期→高原期→オーガズム期→消退期」があります。

オーガズムが起こるのは、その名の通りオーガズム期です。2段階にわたる準備を整えてからオーガズムに達していきます。

興奮期

まずは性的興奮を感じるところからです。

性的興奮を感じると、膣・クリトリス・小陰唇・乳首などが充血して、心拍数や血圧が上昇し始めます。膣壁から分泌液が出てきて「濡れる」状態になります。

この時に、強かったり、早い動きで前戯を行うと痛みを感じることもあります。また、濡れているからといって挿入すると、女性の体は高原期に入らずに興奮が落ち着いてしまいます。

高原期

さらに血液が充血して、膣・クリトリスなどがよりふっくらとしてきます。そのまま肉体的な快感が得られる状態が続くと「バルーン現象」が起こります。

バルーン現象とは、膣の入り口が締まり、膣の奥が風船のように広がる現象です。膣の奥に空間ができるのは、子宮に精子を溜めやすくするためと言われています。ですが、その締まり方や広がりは個人差が大きくコントロールすることはできません。

また、バルーン現象が起こりと膣から空気が漏れやすくなるため、膣からオナラのような音が出る「クイーフ現象(膣なら)」が起こりやすくなります。女性にとっては恥ずかしいでしょうし。行為に集中しにくくなる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、女性にとってはオーガズムを迎えやすい状態であるため、なるべく行為に集中するようにしましょう。

オーガズム期

性的興奮が絶頂に達すると、快感を伴いながら筋肉が痙攣し、その反射により性器が収縮します。これがオーガズムです。オーガズムは、刺激の積み重ねによって意図せず起こる反射だと言われています。体の反射によって起こるため意識してオーガズムを起こそうと思っても難しく思い通りにはいきません。

なお男性はオーガズムの後、一定の時間、性的刺激に無反応になり、それが過ぎるまでは再び射精することができません。しかし女性は、そうした無反応期なしに何度も繰り返しオーガズムに達するマルチオーガズムに至ることが多いようです。

消退期

オーガズムを迎えて変化していた体が通常に戻る状態です。ゆっくりと時間をかけて戻ることが一般的で、膣の収縮がおさまると性器に集中していた血液が引いていきます。

オーガズムの種類

女性が得られるオーガズムは複数あるといわれていますが、ここでは一般的に女性器の中でオーガズムを得やすいと言われる場所を紹介します。

外イキ(クリトリス)

クリトリスは男性でいうところの「亀頭」に相当する器官で、快感を得られる神経が多く集まっているのが特徴です。そのため、オーガズムを得やすい器官としてもよく知られています。快感は浅めで、余韻も短い場所ですが、分かりやすい場所にあるため刺激しやすい場所でもあります。

中イキ(Gスポット)

Gスポットは膣内部の上部に存在する性感帯で、膣開口部から3〜5センチ中に入った膣前壁にあります。ちょうど恥骨の裏側付近にあり、表面がザラザラしているのが特徴と言われていたりします。
人によっては場所が異なりますが、刺激や興奮によって愛液の分泌量が増えたり、Gスポットが膨らむことがあります。

クリトリスでのオーガズムよりも余韻が長く、全身の力が抜け落ちたような感覚になると言われています。

中イキ(ポルチオ)

Gスポットよりもさらに奥側にある子宮口付近の性感帯です。クリトリスやGスポットとは比べものにならない絶頂感や快感が得られるなどと言われることで知られていますが、最もオーガズムを経験していない女性が多い部分でもあります。

1回や2回ではオーガズムに達することは難しく、しっかりと時間をかけて刺激することでオーガズムを得やすくなります。

オーガズムに達するための練習方法

まだオーガズムを経験したことのない女性がオーガズムを得るためにする練習方法を紹介します。

まずは自分の性的興奮のスイッチを知る

オーガズムは得るには「脳が性的興奮する」ことが重要だといわれています。そのために必要なのが「自分の性的興奮のスイッチを自覚する」ことです。自分が興奮するのに必要なスイッチがわかれば、それを入れることで脳の興奮をうながすことが可能になります。

女性は自分の性的嗜好などに無自覚で、どんなことで性的興奮を感じやすいかを考えたことがないという人も少なくありません。オーガズムに達するきっかけとして、まずはそのスイッチを見つけることから始めてみましょう。

1人でしてみる

1人でする「オナニー」「マスターベーション」をすることは、性的興奮を高める練習に適しているといわれています。

自分のペースで性的刺激を加えることができるので、オーガズムを得る練習としてとても有効な方法なのです。

マスターベーションを通じて、自分がどの部位を、どのような方法で、どのような強さで刺激すると性的に興奮し、気持ちよくなれるのかを知ることは、オーガズムに達するため、そしてパートナーとのセックスをよりよいものにしていくための近道ともいえます。

女性のなかには「一度もマスターベーションをしたことがない」「自分の性器を見たり触ったりしたことがない」という人や、マスターベーション自体にタブー感を持っている人がいるかもしれませんが、自分で自分を気持ちよくすることに、メリットはあってもデメリットは少ないのです。恥ずかしがらずに試してみましょう。

ソフトな刺激で一定のリズムで刺激する

激しい愛撫よりも、ソフトな刺激を一定のリズムで淡々と行う愛撫のほうが、女性は絶頂に達しやすくなるといわれています。

マスターベーションでもパートナーとのセックスでも、やさしい淡々としたリズムの愛撫を繰り返すほうが、女性の性的興奮が高まり、オーガズムを得られるようになるはずです。

「感じる」ポイントをパートナーと一緒に探してみる

性的興奮が高まりやすい、感じるポイントをパートナーと2人で探してみてください。パートナーも気持ちがいい触り方・力加減・触る場所がわかるのでいいこと尽くしです。

さいごに

オーガズムについてとイクための練習方法を解説しました。

最高のオーガズムを得られるようにお役に立てれたら幸いです。